2006年06月21日
東京海洋大学 潮助教授らのグループは、精米時に生じる米糠など穀類糠や脱
脂糠などに含まれるγオリザノールに、2型糖尿病、炎症およびアルコール性
肝障害を予防・改善する作用があることを明らかにしました。広範な生活習慣
病の予防法への展開が期待されます。
東京海洋大学 潮秀樹助教授、長阪玲子特別研究員らのグループ(東京大学大
学院農学生命科学研究科尾崎博教授および堀正敏助教授、株式会社サタケ)は
、精米時に生じる米糠など穀類糠や脱脂糠などに含まれるγオリザノールに、
2型糖尿病、炎症およびアルコール性肝障害を予防・改善する作用があること
を明らかにしました。広範な生活習慣病の予防法への展開が期待されます。
(背景・成果)
生活習慣の変化から、わが国でも生活習慣病が蔓延しており、副作用の少な
い安全な医薬あるいは機能性食品の開発が急がれています。そんな中、東京海
洋大学海洋科学部食品生産科学科潮秀樹助教授らは、米糠の有効利用を目指し
た共同研究の中で、米糠に含まれるγオリザノールには、2型糖尿病など生活
習慣病の予防改善作用があることを突きとめました。γオリザノールに確認さ
れた作用は下記の通りです。
1)抗糖尿病ホルモンの分泌促進による抗2型糖尿病作用
2)炎症などに深く関わる転写調節因子のNF-κB(エヌエフカッパビー)の活
性化を緩やかに阻害することによる抗炎症作用
3)アルコール摂取に伴って引き起こされる酸化ストレスの蓄積抑制による、
肝機能障害改善作用
これらの成果は、6月21日、京都国際会館で開催される国際第20回国際生化
学・分子生物学会議(6月18日~23日)において発表致します。米糠は、わが
国で長期にわたって食品や食品加工素材として使用され続け、安全性が確認さ
れてきた天然素材です。γオリザノールやそれを含む穀類糠あるいは脱脂糠を
使用した医薬品や健康機能性食品素材を開発することによって、糠類の有効利
用を図れるだけでなく、天然素材由来の安全性の高い生活習慣病予防・改善食
品等の提供が期待できます。
お問い合わせは、下記までお願い致します。
・NF-κB活性化阻害に関して
東京海洋大学知的財産本部 TEL: 03-5463-0859
東京大学TLO TEL: 03-5805-7661(代表)
・その他 東京海洋大学知的財産本部 TEL: 03-5463-0859
健康食品/サプリメント,東京海洋大学 |2006年06月21日 17:49
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