2006年08月23日
古くて新しい健康体操 中国古来から伝わる経絡を現代の目で解釈し それを
もとに新たに編纂した経絡導引の教室
游氣塾 経絡導引教室 開講
游氣塾 三島広志
游氣塾は東洋医療の根幹である経絡の概念と実感、操作を通じて健康やスポー
ツ、芸事、あるいは日常生活に役立て、快適な人生を送る手助けを目指すもの
です。
東洋医療、特に中国医療(漢方)は奈良時代の大宝律令に制定されているほど
わが国に古くから伝来し、人々の生活を助けてまいりました。それは明治にな
って西洋医学が発展するまでの1000年以上の長きに渡ってです。明治になると
戦争での傷病に対する効果という点で西洋医学が大いに活躍し、さらにその科
学性からもたらされた急激な進歩によって人類に貢献していることは現在の医
療の現実を見れば明らかなことです。
西洋医学は人間を身体と精神という独立した要素に還元し、再現性ある科学と
いう手法で発展してきました。ところが西洋医学もここに来て完全に患者の状
況を救いきれないという現実に直面しています。それを補完する方法を模索し
た結果、旧弊であると隅に追いやられていた漢方の利点を再発見、改めて見直
しがなされています。つまり西洋医学の予防、治療さらに衛生観念とそれに基
づく社会インフラが現代の健康生活を支えているのですが、それでもなお補い
きれない部分に対し、心身未分化によって成り立っている漢方の方法が有用で
あることを多くの人が認め出したのです。
わたしは昭和51年に大学を卒業した後、以前より興味のあった東洋医療の道に
進むべく鍼灸専門学校に進みました。そこで東西医療の基礎を学び、鍼師、灸
師、あん摩マッサージ指圧師の免許を取得しました。25歳の時です。以後、病
める方々のために仕事を通じて貢献してまいりました。同時に在宅で障害と闘
っている人々のケアをサポートしてきました。それがケアマネージャー(介護
支援専門員)の資格を取得した理由でもあります。
そうした治療やケアと平行して指圧教室を開催してまいりました。もともと指
圧は他の手技であるあん摩やマッサージと異なり家庭療法として継承されてき
た歴史があります。家族や友人等で互いの疲労や苦痛を指圧でやわらげること
ができれば、素晴らしい社会貢献
になるであろうと信じて30年近く指導してまいりました。
さらに海外からの生徒も多く参加してきました。彼らは指圧をお茶や能などと
等しく日本の伝統文化として評価していました。現在、指圧は広く世界に知ら
れた治療術でもあるのです。とりわけ恩師増永静人先生の整理統合された「経
絡指圧」は諸外国においては「禪指圧」と呼ばれ、東洋哲学に立脚した指圧と
して高く評価されています。
ところが最近無資格者による癒し産業が盛んになり、国家資格を持たない人た
ちが整体、カイロプラクティック、リフレクソロジー、クイック・マッサージ、
タイ式マッサージなどと称して営業を初め、そのためにわたしのところに技
術を習いに来る人が増えてきました。これは当初の家庭に広めるという目的に
即しておらず、わたしとしても医療知識の乏しい人たちによる安易な開業に手
を貸すわけにはまりません。そこで指圧教室は役目を終えたと考えて終了いた
しました。
その後、別の方法で社会貢献する方法はないかと考え経絡体操教室を思い立ち
ました。これからは未曽有の高齢化社会に突入します。高齢者自らが自分の健
康に責任を持たねばならない時代がやってまいります。一人一人に介護を必要
としない身体を維持する社会的責任が生じてきます。そこで自力健康法として
自分で自分のために行う体操を広めて行こうと思い「游氣塾 経絡導引教室」
を開講することにいたしました。
健康法には自力と他力の二つがあります。指圧やマッサージは他力健康法、経
絡体操はヨガや気功体操と同様自力健康法に含まれます。さらに経絡の原理を
応用しますと、様々な健康法を経絡論で解明できるため、無駄のないシンプル
で安全な方法が提供できます。
「游氣導引」は呼吸と一緒に身体を動かし全身をめぐる経絡を啓くことで健や
かな心身を作るお手伝いができます。経絡は内臓と内臓、内臓と体表を結んで
それらの健康に寄与します。また経絡体操を実施することでバランスの取れた
足腰の維持養成が可能です。これは介護予防に役立ちます。
恩師増永静人先生は京都帝国大学で心理学を修め、大学卒業後指圧学校に進み、
さらに指圧学校卒業後同校で教鞭を取りながら指圧の理論化を試みました。
医療や健康法全体に目を向け、あらゆる方法に普遍的な論理を模索された結果、
「経絡指圧」という方法を確立されました。これは先述したように海外でも
大いに認められ「禪指圧」と呼ばれています。
先生は最晩年、経絡を通して体操の体系化に着手されました。それはほぼまと
められたものの、惜しくも完成される前にお亡くなりになりました。
わたしは先生の遺業である「経絡体操」の本質を維持しつつ技法を再編・発展
させてまいりました。このたび、それを世に問う決意をしたのが游氣塾 経絡
導引教室開講の動機です。
游氣塾 三島広志
464-850 名古屋市千種区今池5-3-6-303
tel:052-733-2253 fax:020-4622-8762
h-mishima@nifty.com
http://homepage3.nifty.com/yukijuku/
その他,游氣塾 |2006年08月23日 12:04 | トラックバック(0)
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