ミラクル・リナックスなど3社、最新バージョンのLinuxサーバ・プラットフォーム「Asianux2.0」を発表

2005年08月26日

ミラクル・リナックスとレッドフラッグとハーンソフト、日・中・韓の3社共同によるエンタープライズ・プラットフォーム「Asianux(R)2.0」をリリース


北京・東京・ソウル発-2005年8月26日-本日、アジアを代表するリナックスOSベンダである、日本のミラクル・リナックス株式会社(MIRACLE LINUX Corp. 以下ミラクル・リナックス)、中国のレッドフラッグ・ソフトウェア(Red Flag Software Co., Ltd. 以下レッドフラッグ)、および韓国のハーンソフト(Haansoft Inc. 以下ハーンソフト)の3社は、最新バージョンのLinuxサーバ・プラットフォーム「Asianux(R)2.0」の完成を発表いたします。

 北京・東京・ソウルを拠点に共同開発された「Asianux(R)2.0」は、エンタープライズ・アプリケーションに対応し、最新のオープンソース技術を利用した高品質で拡張性・信頼性・保守性の高いLinuxプラットフォームとしてアジアの顧客に提供されます。具体的には、各社のブランド名で製品化され日本、中国、韓国の3カ国の市場で販売されます。
ミラクル・リナックス  「MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside」
レッドフラッグ      「Red Flag DC Server 5.0 - Asianux Inside」
ハーンソフト      「Haansoft Linux 2006 Server & Server 64 - Asianux Inside」。

 尚、上記の3製品はOSレベルでの同一性が100%保証されます。

 2004年6月に「Asianux(R)1.0」がリリースされて以来、「Asianux(R)」は優れたパフォーマンス、高い安定性、高い操作性の管理ツール、そして各国において強力な技術サポートを提供できる点が評価され、アジアのエンタープライズ市場で利用される主要なLinuxプラットフォームとなりました。現在、延べ30,000本以上が「Red Flag DC Server4.1」、「MIRACLE LINUX V3.0」、そして 「Haansoft Linux 2005」として出荷されています。具体的には、中国のチャイナポスト(China Post)、日本の早稲田大学、そして、韓国の2,300台のLinuxサーバを含む大規模なLinuxベースの国家プロジェクトである国家教育情報システム(National Education Information System)など、アジアの多くの官公庁のシステムなどに採用され、重要なプラットフォームとして安定稼動しています。

 「Asianux(R)2.0」では、最新のオープンソース技術や多くの優れた機能が使いやすいインターフェイスで統合されています。主要な特長は以下のとおりです。

* カーネル2.6採用:エンタープライズ・コンピューティングでの信頼性とと拡張性の向上を実現
* 最新のプロセッサに対応:Intel(R) Xeon(TM) プロセッサ、64ビット Intel(R) Xeon(TM) プロセッサ、AMD Opteron(TM) プロセッサ、AMD Athlon(TM) プロセッサ、IBM OpenPower(TM)
* CGL(キャリア・グレード・リナックス)の採用:CGL2.0のプライオリティ1の機能を導入し、テレコム市場などハイアベイラビリティが必要な顧客要件に対応
* 仮想化技術への対応:IBM OpenPower(TM)を利用した仮想マシン上での利用に対応
* 保守性の改善:ダンプ解析関連ツールDiskdump/Netdump/LKSTの改善
* 業界標準:LSB3.0に準拠
* 主要なサーバ、ストレージ、ネットワーク・デバイスへの対応
* 分かり易いGUIによるTCO削減:豊富で簡単なGUI管理ツール「ReFineD」の実装
* 日本語・中国語・韓国語環境の最適化
* ファイルサーバ構築ウィザード:Samba+LDAPによるWindowsドメインコントローラ/ファイルサーバをウィザードで簡単に構築
* セキュリティ機能の強化:ACL,Exec-Shield,暗号化ファイルシステム,SELinux,VPNの実装および最新セキュリティパッチの適用
* インテル・アーキテクチャ上で世界初のEFIへの対応
* SANによる共有ディスク上のファイルシステムOCFS2を標準装備

 アジアでの標準Linuxサーバ・プラットフォームとして、Asianux(R)はAMD、BEA、コンピュータ・アソシエイツ、DELL、EMC、エミュレックス、ヒューレット・パッカード、日立製作所、IBM、インテル、日本電気、オラクル、サムスン電子、SAP、シマンテック、ストラタステクノロジーなど多くのグローバル企業から多くの支援を受けています。今年から新しく展開されたISV/IHVプログラムが功を奏し、「Asianux(R)2.0」は多くの企業による動作検証が行われており、優れたパフォーマンス、安定性、可用性や拡張性を提供することで「Asianux(R)2.0」はエンタープライズ・アプリケーションの最適なプラットフォームとなっています。

 エンタープライズ市場において、サーバOS選定要因の1つとして、迅速かつ信頼性の高い技術サポートが求められています。レッドフラッグとミラクル・リナックスとハーンソフトは、基幹システムでの「Asianux(R)」採用を促進させるために、充実したサポート・サービスを提供し、共同でアジア最大のLinux技術サポート・ネットワークを設立しました。これは北京にあるアジアR&Dとサポートセンターと、日中韓3カ国それぞれのサポート・ネットワークで構成されており、北京のR&Dセンターから「Asianux(R)」開発チームが直接かつ綿密な技術支援や迅速なサポートを提供できる体制が整っています。

 今回の発表に対する各社からのコメントを以下に掲載いたします。

□レッドフラッグ エクゼクティブ・プレシデント Chris Zhao
 僅か1年でAsianux(R)は3大Linuxサーバ製品の1つに成長しました。今後ますますAsianux(R)ベースのソリューションが誕生していくことでしょう。強力なローカル・セールスおよびサポート・ネットワーク、そしてAsianux(R)2.0の高度な技術により、Asianux(R)は成長し続けます。」と、レッドフラッグのエグゼクティブCEOであるChris Zhaoは意欲をみせています。「次の段階として、さらに多くのAsianux(R)のパートナーと提携し、Asianux(R)市場をさらに拡大していきたいと考えます。」

□ミラクル・リナックス 代表取締役社長 佐藤 武
 「Asianux(R)2.0の完成を心より歓迎します。私たちはテレコム業界のようなミッション・クリティカルなシステムが必要とされる分野で幅広く採用されることを期待しています。
 「Asianux(R)」は、そのような業界で必須とされる、信頼性・可用性・保守性といった要件を実装しています。また、ミラクル・リナックスはミッション・クリティカルなユーザーのニーズに応えるため、包括的なエンタープライズ・サポートを提供してまいります。

□ハーンソフト CEO Jong-Jin, Baek
 「Asianux(R)」プロジェクトは、中国・日本・韓国3カ国間のIT業界で唯一成功した共同開発プロジェクトです。韓国のLinux市場はまだ発展途上にあり、私たちが韓国に積極的に投入してまいります。

□日本電気株式会社 コンピュータソフトウェア事業本部長 山元 正人氏
 NECは、「Asianux(R)2.0」の発表を歓迎します。NECでは、「Express5800シリーズ」において、「Asianux(R)」から構成されているMIRACLE LINUXの対応モデルを提供し、すでに多くのお客様にご利用いただいています。
 NECは、エンタープライズ市場に向けたコンセプトに沿って、数多くの機能強化が図られたカーネル2.6をベースとした「Asianux(R)2.0」が、より強力なプラットフォームとして提供されることを期待します。NECでは、MIRACLE LINUX株式会社との提携関係の中で、今後もお客様に価値を生むエンタープライズLinuxサーバを提供してまいります。

□株式会社 日立製作所 ソフトウェア事業部 プラットフォームソフトウェア本部 本部長 藤崎一博氏
 株式会社 日立製作所は、「Asianux(R)2.0」のリリースが、アジア発のOSSとして第一歩を踏み出したものと歓迎しております。OSS推進フォーラムをはじめとしたアジア圏でのオープンソースコミュニティの活動が活性化するなか、基幹システムへのLinux適用拡大に向けた、コミュニティへの技術貢献に加え、アジアでの標準的なプラットフォームとしての市場創生に、「Asianux(R)2.0」とともに当社の製品や技術でお客様価値を創造していけるものと期待しております。

□米国ストラタステクノロジー プロダクト&ソリューショングループ シニアバイスプレジデント アラン・ジェニングス氏
 ストラタステクノロジーはAsianux(R)2.0の製品発表を心より歓迎いたします。
 「Asianux(R)」は中国、韓国、日本、その他諸国に求められる、様々な機能要件や言語を満たす共通基盤として、強固な製品・サポート力を提供するものと確信しております。「Asianux(R)」のもつ製品優位性は、お客様に先進技術を提供することを使命とする、ストラタスのような企業にとって、まさに有益性の高い市場の確保につながるものと期待しております。

□ヒューレット・パッカード社 副社長 マーティン・フィンク博士
 Asianux(R)は世界の3大Linuxディストリビューションの一つであり、我々HP社はアジア圏ではAsianux(R)を強力に支持してまいります。

□オラクル アジア・パシフィック テクノロジ・セールス 上級副社長 ニック・エヴァード氏
 オラクルは、アジア・パシフィック圏でのLinuxプラットフォーム分野において高成長を続けています。私たちは、次々と公共機関や一般企業によって、オラクルの技術やLinux OS、そしてインテル社のサーバ上で稼動するグリッド・コンピューティング・ソリューションを採用されているのを目の当たりにしています。Asianux(R)は、Linux上でOracleを使っていただいている顧客に対して、最高水準のサポートを提供するという私たちの戦略の中で、重要な位置を占めています。

◆Asianux(R)(アジアナックス)について
 「Asianux(R)」は、「Common(共通)、Collaboration(協調)、Contribution(貢献)」のコンセプトを持つ、アジアから発信する全く新しいLinuxサーバ・プラットフォームです。「Asianux(R)(アジアナックス)」では、日中韓のLinuxリーダー企業として弊社が中国レッドフラッグ社と韓国ハーンソフト社が、そのノウハウと開発者を集結し協調しながら、「アジア市場に最適化し信頼性の高い共通のエンタープライズLinuxディストリビューション」の共同開発に取り組んでおります。「Asianux(R)」のビジョンは、アジア共通の高品質・高性能のエンタープライズLinuxとなり、顧客満足度の高いサポート・サービスを提供することで、現在、主要ベンダーによるAsianux(R)の検証作業が進んでいます。


*Asianux(R)は、ミラクル・リナックス株式会社の日本における登録商標です。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

ミラクル・リナックス(株) |2005年08月26日 12:01 | トラックバック(0)


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