古河電工、超小型コア直視型光ファイバ融着接続機「S177A」を発売

2005年09月28日

超小型コア直視型光ファイバ融着接続機S177Aを新発売

 古河電気工業は従来比40%の小型軽量化を実現した「コア直視型光ファイバ融着接続機S177A」を開発し、販売を開始しました。機能面では、動作表示画面に半透過型液晶モニタを採用し、新たにGUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェース)を搭載することによって見やすさ・使いやすさを格段に向上させました。また本体にバッテリおよび充電器を内蔵し、バッテリを着脱することなく、融着作業中でも充電を行うことができます。動作時間の高速化も実現し、幹線からFTTH、LAN配線にいたるまでの融着(単心線接続)工事に対応可能です。

■開発の背景
 光ファイバの調心方式は、コア調心方式とクラッド調心方式に大別されます。
 コア調心方式は光ファイバのコアそのものを観察して軸合わせをする機構部を有するため、低損失の接続が可能である一方、装置が大きく重くなる傾向にあります。
 クラッド調心方式は光ファイバのクラッド(外径)で位置決めするシンプルな構造のため、小型化に適しており、接続損失の許容範囲が広い場合に用いられます。高い可搬性を特徴とするFTTH用融着機(当社型名S121)はクラッド調心方式を採用しています。
 これまで、低損失の接続が可能である一方、装置が小型・軽量で、FTTH用融着機のような可搬性のある融着機が望まれていました。

■製品の特長

概観写真(*関連資料参照)

○小型軽量ボディ
 従来比約40%減と大幅な小型軽量化を図るとともにT型フォルムを採用することによって、可搬型を実現しました。

○高精彩動作表示画面
 半透過型液晶モニタを採用することによって、直射日光下での視認性が格段に向上しました。また、GUIを用い、直感的に理解しやすい操作画面となっています。光ファイバの拡大表示倍率は約600倍と従来比で倍以上です。

○高速動作
 光ファイバの接続時間は約9秒、加熱補強時間は約37秒(当社S922スリーブ)と従来タイプに比べ、トータルで約半分となります。

GUIを用いた液晶モニタ写真(*関連資料参照)

○内蔵バッテリと外部電源の両方で使用可能
 ACアダプタと接続して外部電源での使用、または本体内蔵バッテリによるコードレスでの使用も可能です。内蔵バッテリを充電する際にはACアダプタを接続するだけで、面倒なバッテリの着脱は不要で、融着接続動作中の充電も可能です。また、大容量の外部バッテリ(オプション)も使用可能です。

■データスペック
○接続回数:70回(内蔵バッテリ)、350回(外部バッテリ)  ※加熱補強含む連続動作
○接続損失:平均0.02dB ※当社製シングルモードファイバ
○寸法:130W×260D×137H (mm)
○質量:2.2 (kg)  ※バッテリ含む
○販売目標数:3000台/年
○価格:1,980,000円
○適用ファイバ:単心線

古河電気工業(株) |2005年09月28日 10:47 | トラックバック(0)


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