2005年10月19日
SMSC、0.65nmプロセスCPUに最適化した
高精度、小型SMBus温度センサIC、『EMC1043』『EMC1053』と
シリアルバス対応高精度、小型SMBus温度センサIC
『EMC1200シリーズ』を発表
SMSC※(NASDAQ: SMSC、本社:米国ニューヨーク州、日本法人=SMSC Japan)は、パソコンのサイズ縮小やコストダウンといった課題をかかえる顧客向けに、EMC(Environmental Monitoring and Control)ソリューションの一貫として数種類の温度センサ、『EMC1043』『EMC1053』『EMC1200シリーズ』を発表しました。
『EMC1043』『EMC1053』
『EMC1043』『EMC1053』は、SMBus対応の高精度温度センサです。
本体に内蔵されている温度センサ(1つ)と、外部温度センサ(2つ)の計3箇所測定可能です。
最新のデュアルコアCPUに最適化された設計が施されています。
β値(直流増幅率)補正機能
0.65nmプロセスのCPUでは、内蔵サーマルセンス・トランジスタのβ値(電流増幅率)が大きくなり、温度測定精度に大きな悪影響を及ぼします。『EMC1043』『EMC1053』は、CPU内臓サーマルセンス・トランジスタのβ値(電流増幅率)による影響を自動補正し、高精度(誤差±1℃)の温度測定を可能にしました。
デュアルコアCPUシステム対応
『EMC1043』『EMC1053』は、デュアルコアCPUに最適化した機能を備えています。
オプションで、デュアルコアCPUの双方のコア温度を比較し、温度が高い方のコアの温度を自動更新・報知する機能を持っています。この機能によりホストコントローラは、効率良く温度測定が可能となります。
Resistance Error Correction機能
サーマルダイオードと温度センサ間に、配線抵抗があった場合、温度測定値に誤差が生じます。『EMC1043』『EMC1053』は、配線抵抗による誤差を自動補正します。最大100Ωまで補正可能です。この機能により高精度の温度測定が可能になります。
『EMC1043』と『EMC1053』の差異
『EMC1043』は、パワーオンリセット後、デフォルト値で、β値(電流増幅率)補正機能が動作していますが、『EMC1053』では、β値(電流増幅率)補正機能が停止状態となっています。
使用するアプリケーションにより最適な製品が選択可能です。
『EMC1200シリーズ』
『EMC1200シリーズ』は、SMSC独自のシングルワイヤバス(BudgetBus(TM)) 対応、小型 高精度温度センサです。BudgetBus(TM)は、SMSC社製 キーボードコントローラ KBC11シリーズに最適化されたシリアルバスです。BudgetBus(TM)経由にて温度データが自動的に定期更新されることにより、ソフトウェアの負荷を軽減させます。シリアルバスですので、ピン数が削減でき、小型、低価格を実現しました。
主な特長
EMC1043 / EMC1053
●SMBus インターフェース (4種類のアドレスを選択可能)
●外付け温度センサ × 2ポート
○温度精度 +/-1℃(-40℃ ~ 80℃)
○β値(電流増幅率)補正機能
○配線抵抗補正機能(Resistance error correction)
○Ideality 補正機能
●内蔵温度センサ
○温度精度 +/-3℃(-40℃ ~ 85℃)
○0.125℃ 分解能
●スタンバイモードサポート
●デュアルコアCPU対応(Hottest of two zones feature)
●パッケージ 8-pin MSOP
EMC1200シリーズ (EMC1201, EMC1202, EMC1203, EMC1204, EMC1212)
●BudgetBus(TM) シングルワイヤ シリアルインターフェース(SMSCオリジナル)
●低消費電力 (3.0V ~ 3.6V 電源)
○消費電流 50uA 以下 (1回測定/秒 時)
○消費電流 2.5uA 以下(スタンバイ時)
●外付け温度センサ
○測定可能範囲 -63.875℃ ~ +191.875℃
○0.125℃ 分解能
○温度精度 ±1℃ (-60℃ to 100℃)
●内蔵温度センサ
○測定可能範囲 (0℃ ~ 85℃)
○0.125℃ 分解能
○温度精度 ±3℃ (0℃ ~ 85℃)
SMSC本社の英文リリースは、以下から入手可能です。
http://www.smsc.com/whatsnew/pr/emc1200pr.html
◎ SMSCについて
SMSCは、あらゆる技術をベースとして活躍する世界中の多くの企業にとって、アナログ、デジタル、ミックスドシグナルに繋る半導体(LSI)とそのシステム構築において"頼れる戦力"となっています。豊富な知的財産、集積化の専門技術、そして広範なグローバル・インフラを活用して、顧客のデザイン上の難問を解決し、性能、省スペース、コスト削減、開発期間短縮などを提供しています。
SMSCがフォーカスするアプリケーションは、急成長を遂げる垂直的マーケットを対象としています。それらには、モバイル/デスクトップ・コンピュータ、サーバー、情報家電、自動車インフォテインメント、産業用などがあります。PCシステムコントローラ、non-PCI Ethernet、ARCNET、MOST、Hi-Speed USB2.0など、アプリケーションに特化したソリューションを提供することで、各々のマーケットリーダのポジションを築いてきました。
SMSCの本社は米国/ニューヨーク州ハーパーグにあり、北米、アジア、日本、ヨーロッパに展開しています。開発センターは、米国/アリゾナ州、ニューヨーク州、テキサス州、ドイツ/カールスルーエ、日本にあります。さらに、詳細な情報は、http://www.smsc.comから入手できます。
SMSC Japan(正式名称:スタンダードマイクロシステムズ株式会社、本社:東京都品川区、代表取締役社長 鈴木康夫)は、SMSCが1986年1月に設立したSMSCの100%日本法人です。SMSC Japanは、日本市場において、パソコンと周辺機器、情報家電、アミューズメント関連、カーエレクトロニクス、各種産業機器などの分野に幅広く製品を提供しています。特に、産業用ネットワークのARCNETは、自社内にも開発センターを擁し、LSIからシステムモジュールまでの開発を行い、SMSC Japanで開発された製品も世界に発信しています。詳細な情報は、http://www.smsc.jpから入手できます。
※SMSCは、Standard Microsystems Corporationの登録商標です。また製品名、会社名は各社の登録商標または商標です。
スタンダードマイクロシステムズ(株) |2005年10月19日 10:40 | トラックバック(0)
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