2005年08月29日
NRIセキュア、海外の情報セキュリティ関連文書をIPAと共同で翻訳・調査研究
-米国国立標準技術研究所の情報セキュリティ関連文書を皮切りに共同で翻訳・調査研究を実施-
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:寺田洋、以下NRIセキュア)は、独立行政法人 情報処理推進機構(理事長:藤原武平太、以下IPA)と共同で、米国国立標準技術研究所(National Institute of Standards and Technology:NIST)が発行する情報セキュリティ関連文書を手始めに、海外の情報セキュリティ関連文書等の翻訳・調査研究を行い、その成果を公開するプロジェクトを開始いたしました。
海外の政府機関が発行している情報セキュリティ関連文書には優れたものが多くありますが、これまで日本語への翻訳例は少なく、日本国内ではあまり利用されてきませんでした。NISTの標準文書もそうしたものの1つで、本来は米国政府機関向けに発行されている標準文書ですが、民間組織の情報セキュリティ向上のために有用な文書として世界的にも高い評価を受けています。
NRIセキュアでは、これまでもNISTの承諾のもと、SP800(Special Publications 800)シリーズの翻訳を行い、無償で公開してきました。今後、さらに多くの日本の組織がNISTの成果を利用・参照できることを目標に、このSP800シリーズや同研究所の米国連邦政府情報処理規格(Federal Information Processing Standards:FIPS)、およびその他の海外セキュリティ関連文書等について、このたび、IPAと協力して翻訳を進め、公表していくことになりました。
共同作業の成果の第一段として、過去のNRIセキュアによるSP800シリーズの翻訳物に追加するかたちで、新たにSP800-50(「ITセキュリティの意識向上およびトレーニングプログラムの構築」)を、本日公開いたしました。加えて、NISTの文書体系や内容について日本の実情に即した解説を行うような調査研究もIPAと共同で進め、日本の情報セキュリティ向上のために貢献してまいります。
NRIセキュアでは、従来より情報セキュリティ関連調査報告等、企業の経営層、情報セキュリティ担当者、政府機関のセキュリティ担当者向けに有益な情報の提供を行ってまいりましたが、本プロジェクトを通じ、IPAをはじめとした産官学との連携を深めながら、組織の情報セキュリティ対策の向上に役立つ資料のさらなる拡充を目指します。
■ 本プロジェクトに関する詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://www.nri-secure.co.jp/news_alert/report/nist/nist_report.html
【参考情報】
NIST(米国国立標準技術研究所)は、科学技術分野における計測と標準に関する研究を行う機関で、その中のComputer Security Division(CSD)が、情報セキュリティに関する事項を全般的に担当しています。
SP800シリーズは、CSDが発行するコンピュータセキュリティ関連のレポートです。本レポートは、NIST内で情報技術に関する研究を行っているInformation Technology Laboratory(ITL)の研究成果に基づくもので、産業界、米国政府、学術機関などとの協働活動を通じて策定された、情報セキュリティの対策状況を評価するための指標(メトリクス)、情報セキュリティ事故への対応手順をまとめたIncident Handling Guide、情報セキュリティ対策を実施する際の出発点となるRisk Management Guideなど、政府機関、民間企業を問わず、情報セキュリティ担当者にとって有益なものばかりです。
FIPSは、米国の政府機関が情報セキュリティ対策を実施する際に利用することを前提としてまとめられた文書ですが、暗号化やハッシュ化、認証、デジタル署名、そしてLANのセキュリティなど、分野別に詳細に基準や要求仕様、ガイドラインを示しています。その具体的な内容は、これら発表内容の利用が強制されていない民間企業においても情報セキュリティ向上に役立つ内容となっています。
■ NRIセキュアテクノロジーズ株式会社について(URL:http://www.nri-secure.co.jp/)
野村総合研究所(NRI)グループの情報セキュリティ専門会社であるNRIセキュアは、NRIのセキュリティ事業部門が2000年に独立して設立。企業向け情報セキュリティの“ワンストップ解決”コンセプトのもとに、セキュリティコンサルティング、インターネット接続総合アウトソーシング「ファイアウォール・ネットワーク・センター」、セキュリティ総合診断「セキュリティ・アセスメント」、セキュア電子ファイル交換サービス「クリプト便」、総合セキュリティ管理のワンストップソリューション「SecureCube」シリーズなど、サービスを拡充。セキュリティ教育も実施しており、米国The SANS Instituteと共同で提供している高度なトレーニングが好評。
NRIセキュアテクノロジーズ(株) |2005年08月29日 12:10 | トラックバック(0)
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